
最近、海外製サプリなどの動画広告で人工音声を使っているのが増えましたね。
人工音声でも不自然さが軽減されるよう、文章が変化してきている気がします。
昔「◯◯キロ以上の人は絶対見てください」
↓
今「◯◯キロ以上の人、絶対見て」
みたいなのが急激に増えました。
いわゆる「てにをは」や語尾の敬語などに細かいニュアンスが含まれたりするから、人工音声だとどうしても聞き苦しい。不自然になります。
そこを、なるべく自然にするためにこういう文体になってきたのかな、と思っています。
なぜか、日本人が日本語で話しているのに、同じような文体が増えた
こういった話し方が流行りなのか、マーケティング的に効率がいいのか、その辺はよくわかりません。
ですが、Facobookやインスタのリール、youtubeのショート動画など、日本人が日本語を話しているのに上記のような文体になっているものを頻繁に見かけます。
語調も強くなるし、上から目線感が出てくるので、私はあまり好きではないです。
何より、その人の話し方の個性が死んでしまう



「〇〇してください」「〇〇してくださいね」など、語尾のニュアンスに話し方の個性が出てくると思うからです。
大げさに言えば、最後の「ね」の言い方だけでも様々あり、それが個性だと思うのです。
また、話し言葉でニュアンスを伝えることができないため、ジェスチャーなどでニュアンスを伝えるのが必要になってきそう。
こうやって日本語も変化していくのかもしれませんね。
西暦2000年前後にも、大きな変化があった
20数年前に、「マジで」「〜みたいな」「超」「ウケる」がという言葉が現れた時も、親世代は私と同じような違和感を感じたのかもしれません。
当時20歳前後だった私は、リアルタイムで話し言葉が変化していくのを目の当たりにしました。
それまでの日本語の一部が徐々に失われていくとともに、語彙力が少なく断言できなかったような場面でも、ニュアンスで発言して相手に伝えることができるようになりました。



私はどちらかというと語彙力が少ない方だったので、話すのが楽になった記憶があります。
簡略化された言葉のメリット
「〇〇の人、絶対して」のような話し方がショート動画でよく見られることから、短い動画のために特化してきているだけかもしれません。
ただ、こういう話し方が増えると、以前の私と同じように語彙が少ない人、またシャイで長く話せないような人も話しやすくなって、動画投稿のハードルも下がるかも。



文章構成が意外にも、関西弁と似ているのが不思議です。
関西弁の人は、ジェスチャーや声色の変化で細かいニュアンスを伝えますね。
それでも、美しい日本語は残っていきますように…
私はマツコ・デラックスさんが好きです。綺麗な日本語を使いますね。
綺麗な日本語を知っているから、効率的に型からはみ出た話し方もできるのでしょう。
時代が変化しても、今までの言葉を忘れずに保つ人、また後の世代にもしっかりと学ぶ人は必ずいます。
今は変革期。この後どんな変化が起こるのか、楽しみです。
ひたすらPCとは関係のない記事ですが、本業はPCのサポートです。
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